日々の診療の中で、原因不明の皮膚トラブルや消化器症状に悩む飼い主様と向き合う機会は非常に多いです。アレルギー検査では陰性であっても、症状が改善しない。そのような場合、私は「不耐性(フード感受性)」の可能性を考慮します。
不耐性は、免疫反応であるアレルギーとは異なり、身体がある特定の物質をうまく消化・処理できない状態を指します。この「身体に合わないもの」を摂り続けることが、慢性的な痒みや下痢といった、アレルギー様症状に繋がっている可能性は決して少なくありません。
特に「タンパク質」は、加熱の温度によってその構造(変性)が大きく変化します。生食、ドライフード、あるいは高度に加工されたミール原料では、たとえ同じ「チキン」であっても、身体の反応は全く異なるのです。
そのため、単一の食材名だけでなく、加工プロセスまで考慮した形での「不耐性」を知ることは、食事選びにおいて非常に大きな意義があると考えます。
また、不耐性を知るためのアプローチとして注目されている「生体共鳴(バイオレゾナンス)」を利用した技術においては、その解析ロジックの精度を高めるために、何よりも「実績数(データボリューム)」が重要となります。
膨大なデータに基づいた指標を持つことは、飼い主様がパートナーの「未病」の状態を把握し、QOL(生活の質)を維持・向上させるための、極めて有用なセルフケアツールとなり得るでしょう。
獣医師 市川 楓也
小動物臨床獣医師。日々多くの飼い主様と向き合い、消化器症状や皮膚疾患を中心に臨床を行う。科学的根拠に基づいた食事療法や、パートナーの未病ケアの啓蒙に力を入れている。